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  • 星野ヴァイオリン・ピアノ教室

G線上じゃないアリア

皆さん、こん○○は。星野ヴァイオリン・ピアノ教室、

講師の星野義浩です。


火曜日の22時から、TBSテレビにて『G線上のあなたと私』

というドラマが放送中です。

これは私が以前勤めていた、ヤマハPMS大人のバイオリン教室

が舞台となっており、当時ヤマハで教えていた生徒さんから、

凄く共感できる部分があって面白い!と薦めて頂き、

漫画は全巻読んでおりました。

この度実写ドラマ化されるとのことで、楽しみにしておりましたが、

なかなか原作に忠実に描かれており、毎週楽しみに拝見しております。

もし、まだご覧になって無い方は、今からでも是非どうぞ。(笑)

https://www.tbs.co.jp/gsenjou/


さて、このドラマのタイトルにも絡ませてある、

バッハ作曲『G線上のアリア』

非常によく知られた名曲中の名曲ですね。

この曲は元々は、J.S.バッハが書いた「管弦楽組曲第3番」の中の、

第2曲目「アリア」が元になっております。

管弦楽組曲はいわゆるオーケストラの曲なのですが、

この曲は弦楽合奏だけで演奏されます。

(よく卒業式などの、厳かな場所で流れているのは、大概、原曲の方です)

バッハはこの曲をニ長調(レから始まる調)で書いておりますが、

後にヴァイオリニストのウィルヘルミが、ヴァイオリンとピアノ版に

編曲する際に、一音下げたハ長調(ドから始まる調)へ転調させ、

かつメロディーを1オクターブ下げて、ヴァイオリンの最低弦の

G線だけで弾けるようにしました。それがいわゆる

『G線上のアリア』というやつです。

当初はG線だけで弾くなんて、奇をてらった編曲だ!とか、

バッハの作品を冒涜している!との批判もあったようですが、

原曲の良さと編曲の良さもあり、広く知れ渡る作品となりました。


ところが、余程ネーミングが良かったのか、いつしかこの曲自体を

『G線上のアリア』とタイトルの様に呼ぶようになってしまいました。

その証拠にピアノソロや、フルートなどの管楽器の演奏や楽譜にも、

『G線上のアリア』とタイトルを付けているくらいです。


いやいや、そもそも弦ないじゃん!


と突っ込みを入れたい所ですが(笑)

それぐらい浸透してしまい、ただのタイトルと化しています。

原典や作曲家の意図を重んじる私としては、

バッハにも、ウィルヘルミにも申し訳なく、

「それは違うんだけどなぁ~」と毎回残念に思うのでした。




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