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  • 執筆者の写真星野ヴァイオリン・ピアノ教室

課題の分量について

更新日:3月7日

皆さん、こん○○は。

星の音楽教室、講師の星野義浩です。

いつもブログをご覧頂き有難う御座います。


当教室には色々な生徒さんがおり、各自の目的に合わせてカリキュラムを決めております。

音高、音大を受験するような方は、いわゆる王道の基礎練習、エチュード、曲と言うカリキュラムを組みますが、

大半の生徒は趣味で習っている方ばかりで、

その場合、このカリキュラムでは無理があります。


我々音楽家は、楽器中心の生活をしてきたので、

これらのカリキュラムを熟すことは可能ですが、

一般の方の場合、楽器だけに全てを捧ぐ訳にも行かず、

そこまで練習時間が取れないのが現実です。

そして、我々はいつしかこのカリキュラムが楽器上達には欠かせない物だと思い込み、

自分が歩んで来た通りの事を生徒にやらせようとします。

「曲だけ弾いていても上手くならない。」

「上手くなりたければエチュードは絶対必要!」

と言った発言をする講師の方をよくお見かけします。

勿論それは間違いではありませんし、私も若い頃はそうしていました。

しかし趣味の生徒さんには少し無理があるかと思います。

そう言う先生は一度何か別の楽器を習われると良いと思います。

専門の楽器をさらいながら、別の楽器も本格的に習うとなると、

如何に大変かが分かると思います。


そこで当教室では最低限の事を課題に出すようにしております。

先ず楽器を習うのは、音楽を奏でる為であって、曲を練習するのは必須です。

曲よりも基礎!と言って全く曲をやらせない先生がおりますが、

根本が間違っていると私は考えます。

(音大などを目指す場合、その様な指導をする事は普通にあります。)

なので、曲は必須です。その上で基礎的な練習、

主に音階練習やセヴシック、ハノンなどのトレーニング系の練習をやります。

トレーニング系の練習はあまり時間を取らずに済みますし、

譜読みの手間なども無いので、取り組み易いです。

技術の練習はこれらのトレーニング系と曲の中で

必要なテクニックを練習するだけで充分です。


初心者の場合、これらの事がバランス良く含まれた教則本がありますので、

それに沿ってやっていきます。

それ一冊で事足りる事もあれば、それにトレーニング系の本を足す程度で十分です。


勘違いしないで頂きたいのは、課題の量が少ないからと言って、

手を抜いている、いい加減に教えていると言う事ではありません。

その時その時で必要な事は指導しますので、音大を目指そうが、趣味であろうが、

言う事はちゃんと言っております。

ただ課題の量が違うだけ、習得方法が違うだけの話です。

沢山の課題を与えて、生徒が一杯一杯になってしまい、

キツくなって辞めてしまっては意味がありません。

大切なのは、いかに楽しく、長く続けられるか?です。

そんな事を願って指導にあたっております。




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