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  • 星野ヴァイオリン・ピアノ教室

指使いは守らないといけないの?

最終更新: 2月21日

皆さん、こん○○は。講師の星野義浩です。

今日は「指使い」についてのお話です。


ピアノ経験者などが、「先生に指使いばかりを注意されて嫌だった。」

とか、「好きな指使いでやらせて欲しい。」などと言う話を聞きます。

まあ、気持ちは分からなくもないですが・・・


結論を先に言ってしまえば、


『指使いなんて何でも良いのです。』


ちゃんと弾けていればね。

モスクワ音楽院のピアノ科教授、故ゴルノスタエヴァ先生なんて、

「自分の出したい音が出せるならば、鼻の先で弾いたって構わないんですよ。」

って名言を残しているくらいですからね。(笑)

そもそも同じ曲でも、編集者によって振ってある指使いには微妙な違いがあります。

有名なところではヘンレ版の指使いは、手の大きい外国人向けと言われておりますし、

逆に春秋社の井口基成版は、日本人向けの指使いが多いです。

また、最近の版は同音での指替えは少ないですが、古い井口版だと、

必ず指替えをさせている、という傾向もあります。


ただ、何でも良いと言いつつも、やはり弾き易さや、

合理的であるに越したことはありません。

例えばピアノの場合、ドレミファソと言うフレーズを弾く時に、

12345と順番に弾くのが理想的です。

それを34234のように、4の後に2を乗り越えさせると言うのは、

かなり無理がある指使いです。しかし、こうやって弾いてくる人も居る訳です。

レッスンでハノンのスケールをやったり、エチュードをやったりするのは、

指使いの合理的なパターンを覚えるためであり、

どの指使いが弾き易いかと言うのを覚える事は大切です。


私は基本的には指使いは守るよう、指導しております。

その上で、本人に合わないな、と感じたものは変更していきます。

各々手のサイズは違うわけですから、合わないものを無理して合わせる

必要はありません。

また、ゆっくり弾くと弾き難いな、と感じる指使いも、

テンポを上げると、ムラが無く、転び難いなんて事もあるので、

単に弾き易さだけに決めない事も重要です。


ここで勘違いしないでもらいたいのは、指使いを変える事と、

毎回好き勝手な指使いで弾くことは違います。

私がうるさく注意することは、こちらなのですが、

弾き難ければ、指使いを変える事は構いません。

しかし、変えたのなら、ちゃんと楽譜に書き込まないと分かりませんし、

変えた指使いで毎回弾きましょう。

それをその都度適当にやっていたのでは、毎回指使いが変わるので、

練習の蓄積が出来なくなります。それだと何回弾いても上達しない、

ということになってしまいます。大切なことは、


どの指使いにしても、毎回その指使いで弾く事!


なのです。まあ、結果的に指使いは守らなくてはいけない。

って事になるのですが、決して書いてあることだけが正解ではない、

って事は頭に入れておくと良いと思います。

そして、取り敢えず書いてある指使いで1度は弾いてみる、

という事も大切です。



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