- 星野ヴァイオリン・ピアノ教室
ヴァイオリン導入教材(大人編)
皆さん、こん○○は。
前回の導入教材(子供編)に続いて、大人編です。
本当は大人も子供もやる事は一緒なのですが、
いかんせん【バイオリン教室】が幼稚すぎる表紙の為、
学生や大人には抵抗があります。(笑)
それと、大人の場合、ある程度理解力があるのと、
一応、音楽の授業などで、楽器や音楽には触れているので、
(鍵盤ハーモニカやリコーダーぐらいは皆弾くはずなので)
そんなにたくさんの課題を弾かせる、【数こなし】の手法を取る必要もない、と言う理由があります。
それでも極力、1つ1つを丁寧に進めていくテキストを。
と言う事で選んでおります。

10歳以降から大人の生徒さんには、こちらの
「やさしいヴァイオリン入門」(森本琢郎 著 ドレミ楽譜出版社)を使います。
「バイオリン教室」の著者と同じ人が書いたテキストなので、
似通った部分が多くて使いやすいです。
以前は同じ著者の「ヴァイオリン・スクール」を使っていましたが、
前半部分が少し使い難く感じていたのですが、
こちらのテキストは前半部分が、少し丁寧になり、
「バイオリン教室」の様に、左手が1本ずつ導入されているのが良い点です。
1本ずつ、何の指、何の音と説明しながら、
習った音だけで弾く曲が出てきます。
しかし、「バイオリン教室」と違うのは、
何曲もやらずに、直ぐに次へと進んでしまう事です。
これが大人のテキストとして使う理由です。
そんなに同じ事を何回もやらなくて良い。という事ですね。
もう一つは子供っぽい曲が少ない事です。
色々な国の民謡や映画音楽だったりと、
選曲が大人向けだなぁと感じます。
このテキスト1冊で、「バイオリン教室」全巻分を学習出来ます。
早い人では4ヶ月!ぐらいで終わった人も居ますが、
まあ、早くて半年、普通は1年くらい掛かると思います。
終了地点は「バイオリン教室」より少し進んだ所までいくので、
次の教材への橋渡しもしやすいです。
よく、「どれくらいで曲が弾ける様になりますか?」
と言う質問を受ける事がありますが、
ヴァイオリンは音自体は直ぐ出せる楽器ですので、
1ヶ月ぐらいで簡単な民謡などは弾ける様になります。
単純な曲でもピアノ伴奏を付けて演奏すると、一人前の作品になり、
「曲が弾けた!」と言う満足感が出ると思います。
こうやって、簡単な曲でも、1つ1つを丁寧に、着実に進めながら、
楽しく楽器を習得していってもらいたいと考えております。
「バイオリン教室」「やさしいヴァイオリン入門」共に、
終了するレベルが大体同じぐらいになっております。
当教室では、これにて導入教本が終了となり、
その後は初級教本を少し進めて、中級へと進んで行きます。
先ずはこれらのテキストをしっかりとマスターする事を目指してみては如何でしょうか。