星野ヴァイオリン・ピアノ教室
テキスト紹介 ③
皆さん、こん○○は。星の音楽教室、講師の星野義浩です。
いつもブログをご覧頂き有難う御座います。
今回は久しぶりにテキスト紹介の続きを書きます。
当教室では「子供のためのバイオリン教室」や「ヴァイオリンスクール」などの導入テキストを使っておりますが、
それらの導入教本が終わると、次に入るのが、コチラ

「鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集」です。
いわゆるスズキメソードのテキストになります。
私はスズキメソードの講師ではありませんが、このテキストは広く一般のバイオリン講師達にも使われているテキストです。
私がこのテキストを推奨するのは、バロック音楽を中心に、
バイオリンの基礎テクニックを習得出来る事と、
協奏曲やソナタなどが、ちゃんと全楽章載っている事、音源が付いている事です。
バイオリンの基礎技術はバロック音楽に集約されており、
基本的な事柄はここで習得する事が出来ます。
それ以上のテクニックとなると、やはりロマン派などの超絶技巧な作品が勉強になりますが、
まずは基本の奏法としてはバロック音楽は教材としては良いですね。
また、協奏曲などでは、技巧的な楽章だけを勉強する事も多いですが、
作品としては、やはり全楽章通して一曲と考えるべきで、
その点スズキメソードの楽譜はしっかりと全楽章が載っている所が良いですね。
CD付属は賛否両論ありますが、私は賛成派です。
反対派の意見としては、音源を頼りにし過ぎて譜面が読めなくなる。と言う事と、
音源が速過ぎて、それを無理に真似し過ぎる生徒が出てきてしまう。などがあります。
確かにそれらの事はあるとは思いますが、
当教室では、このテキスト前の導入テキストで、基本的な読譜の訓練はしていますし、
CDだけを頼りに耳コピする弾き方になる事は無いです。
また、ある程度速く弾く事にこだわるのも大事だと思います。
それよりも、先ず正しい演奏を聴く事、正しい音程を覚える事が大事だと思い、
その為には、音源を聴くと言う勉強も必要だと考えています。
このテキストは主に8巻までは順にやっていく感じで、
勿論多少の前後や他のテキストなども間に挟む事はありますが、
当教室ではこのテキストが中心軸となっております。